ヴラド三世の激動の生涯を描く歴史大作、第6巻。死力を尽くしてメフメト二世率いるオスマン軍を撃破したヴラド。しかし、その代償はあまりにも大きかった。国土・国民は疲弊し、陣営内にも不協和音が生じ始める。メフメト二世は、ヴラドの弟・ラドゥ三世を立ててワラキアに迫る。ヴラドとラドゥ、血を分けた兄弟の公座を巡る争いが始まる――。