2010年大晦日、N航空は自衛隊出身の北藤徹ら165名のパイロット・客室乗務員を整理解雇した。解雇時点で人員削減目標は達成していたが、最高裁まで全て解雇有効の判決。人間の尊厳をふみにじった整理解雇の狙いがもの言う労働者の排除にあることを明らかにし、撤回を求めて仲間と共に闘う北藤の成長を描く長編。