• 著者湊かなえ
  • 出版社集英社
  • ISBN9784087444735
  • 発行2023年1月

カケラ

美容クリニックに勤める医師の橘久乃は、久しぶりに訪ねてきた幼なじみから「やせたい」という相談を受ける。カウンセリングをしていると、小学校時代の同級生・横網八重子の思い出話になった。幼なじみいわく、八重子には娘がいて、その娘は、高校二年から徐々に学校に行かなくなり、卒業後、ドーナツがばらまかれた部屋で亡くなっているのが見つかったという。母が揚げるドーナツが大好物で、それが激太りの原因とも言われていた。もともと明るく運動神経もよかったというその少女は、なぜ死を選んだのか――?
「美容整形」をテーマに、外見にまつわる固定観念や、人の幸せのありかを見つめる、心理ミステリー長編。
【著者略歴】
湊かなえ(みなと かなえ)
1973年広島県生まれ。2007年「聖職者」で第29回小説推理新人賞を受賞、受賞作を収録した『告白』でデビュー。同作で09年本屋大賞を受賞。12年「望郷、海の星」で日本推理作家協会賞短編部門、16年『ユートピア』で山本周五郎賞を受賞。18年『贖罪』がエドガー賞候補となる。その他の著書に『夜行観覧車』『白ゆき姫殺人事件』『母性』『山女日記』『リバース』『未来』『落日』など多数。

>> 続きを表示

この本を借りた人が、最近借りている本

  • 舟を編む
  • シンメトリー
  • 幾世の鈴 / あきない世傳金と銀 特別巻下
  • 蒼猫のいる家
  • 小説8050
  • 「平穏死」のすすめ / 口から食べられなくなったらどうしますか
  • そうか、もう君はいないのか
  • 松本清張映画化作品集 1
  • かがみの孤城 上
  • 金融探偵