悲しい過去を胸に一人悲しく暮らす女性の前に現れた、小さなおばけのこの物語!舞台となるのは、光を求めてさまよう霊魂に溢れかえった暗黒の森―そんな森の傍に移住した女性は、夜な夜な聞こえてくる霊魂の淋しげなうめき声に耐えかねて、ある夜、かれらを暗闇から解放しようと画策します。その最中、名前のない小さなおばけのこが現れます。このこは、ほかのおばけたちと違って、暗闇からの解放を望まずに、おばけの姿のままこの世に生きて、女の子になって学校にいきたいのだといいます。少し変わったこの「おばけのこ」との生活、巨大おばけ解放への挑戦、そして、ついに学校通いの準備が始まり、自分の名前を書く練習をするのですが…。