少年野球で全国制覇し、日本代表として海外遠征を控えていた天才ピッチャー柴田章吾を原因不明の難病が襲う。皮膚や粘膜が激しい炎症を起こし、「最悪、死ぬ怖れもある」ベーチェット病。しかし、厳しい運動制限と食事制限を受け、入退院を繰り返しながらも甲子園のマウンドに立った彼は、明大野球部を経て、2012年、読売巨人軍に入団した。夢を追い続ける青年と家族の汗と涙の記録。