特集:地域の足をどうするか 公共交通の新しい形を考える
いま、地域公共交通がピンチに陥っています。少子化や過疎化による利用者数減少に歯止めがかかりません。JR各社で赤字ローカル線が見直され、高齢者の免許返納も相次ぐなど、地域における住民の利便性確保は「待ったなし」の状況です。「地域の足」確保においては官と民の役割の再検討が必要ですが、その前提として「議会にできることは何か」という視点も大切です。今月号では、住民と議会が協力して活性化させていく地域公共交通を期し、「住民主体のバス運営」、「オンデマンド交通」、「LRTの導入」など各地の取組みをまじえながら、地域公共交通の「新しい形について解説していきます。