• Authorぎょうせい

月刊 ガバナンス 2019年9月号

特集:自治体政策「人生100年時代」への視点

世界的なベストセラーになった『LIFE SHIFT』などをきっかけに、近年「人生100年時代」というフレーズがさまざまな場面で使われるようになった。日本人の寿命は戦後ほぼ一貫して伸び続けているが、「人生100年時代」には、単なる高齢化対策にとどまらない大きな意味がある。長寿化と同時に、健康寿命の延伸、少子化、人口減少、労働力不足、さらに第4次産業革命などが進む中で、社会保障や働き方、教育、人材育成など社会全体にかかわる見直しが求められているのだ。政府も「人生100年時代構想会議」を設置し、「人づくり」を中心に検討を行ったが、住民の暮らしや生活に密着する自治体では、より幅広い視点から「人生100年時代」を見据えた政策を進める必要があるのではないか。今月は自治体政策から見た「人生100年時代」について考えてみたい。

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