特集:職員から見た首長論 vs 首長から見た職員論
これまでも自治体職員に対するバッシングはあったが、その大半は住民やマスコミによるものだった。ところが近年、一部の首長が職員批判を展開し、それが世論の一定の支持を得るケースが目立つようになってきた。執行機関の中で唯一選挙によって選ばれた首長は言うまでもなく住民代表の政治家だが、同時に行政の長でもある。補助機関である職員組織の力を高め、有効活用することで行政サービスを向上させることが期待されている。 職員から見た首長論、首長から見た職員論から、地域主権時代の「首長─職員」関係を考えてみたい。