少年の家の側、神社の隣に一本のヤマザクラの木が生えている。少年の母親は一生懸命その木を育て、満開に咲いているヤマザクラを見て「可愛い花がいっぱいに咲いている」と言う。少年はヤマザクラに魅了され、登っては「考える葦」となり将来の事を考える。学校の帰り道とんでもない事が起こった。母親からはきつく怒られ、友達からはバカにされ、又、子供相撲大会でも恥をかく、学生になっての寮生活、ここでも、とんでもない事になる。しかし何事にもめげずにやり遂げて行く。素朴な少年がどんな大人になって行くのだろう。