桃山時代、優れた作品がヨーロッパに紹介され“japan”と呼ばれた日本の漆文化。繩文前期から現在まで受け継がれたその伝統にこそ、日本人の美意識が凝縮されている。実作者でもある著者が漆の美と技を紹介する。