「私が取り続けてきたのは、人びとの生活や顔である」―木村伊兵衛
日本の写真の歴史に大きな足跡を残した写真家・木村伊兵衛(1901-1974)。
昭和の初期に実用化が始まったばかりの小型カメラに写真表現の可能性をいち早く見出し、“ライカの名手”として名声を確立しました。本書は、文芸諸家のポートレート、東京下町の日常の場面を素早く切り取ったスナップショット、晩年の傑作「秋田の農村」をテーマとしたシリーズなどで構成。
あらたにパリで撮影したカラー作品群を加え、木村伊兵衛の活動の全容を網羅した。
多くの代表作を通じて、写真家・木村伊兵衛を回顧する内容です。