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  • Author伊藤比呂美
  • Publisher中央公論新社
  • ISBN9784122075245
  • Publish Date2024年6月

ショローの女

新しい生活が始まった。
熊本―東京を行き来するあたしを待つのは、
愛犬(三歳)、植物(八十鉢)、学生たち(数百人)。
ハマる事象、加齢の実状、
一人の寂しさ、そして、自由。
老いの体感をリアルに刻む最新エッセイ。
熱く共感を集めて大好評の
『閉経記』『たそがれてゆく子さん』に続く
〈伊藤比呂美の今〉
週一で早稲田に通勤  こんやくにハマる  熱中症になりかける  鉢植えをどんどん買う  靴が合わない  ズンバに行かない  父の寂しさを思う  食べるのがめんどくさい  入浴剤に凝る  サンディエゴに帰る  オヤジたちに絶望する  『ボヘミアン・ラプソディ』礼讃  高齢者の運転を考える  しょうゆ味に回帰  仔猫を拾う  LINVEがおもしろすぎる  甘くない食パンが食べたい  姿勢が悪い  不安がひたひたと沁みてくる  ロボット掃除機を購入  友人にマスクを送る  空港への道を忘れた  車を買う  びんのふたが開けられない  学生とオンライン飲み会  母のコートを着る  譲渡犬のサイトを見る…………本書のエピソードより

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