特集:コロナ後の観光再生戦略 始動 持続可能、住民生活との調和探る
新型コロナウイルス禍で打撃を受けた観光業が、水際対策の緩和や政府の観光支援策「全国旅行支援」で息を吹き返しつつある。観光客が戻り始めた観光地で、ポストコロナを見据えた新たな観光戦略を打ち出す動きが相次いでいる。政府が2003年に「観光立国」を掲げて今年で20年。インバウンド(訪日外国人)など誘客数増だけでなく、地域への「恩恵」と「負担」のバランスをとりながら、持続可能で住民生活との調和を図るモデルを模索している。