特集:自治体のドローン導入本格化 【本誌調査】都道府県で9割超、市区で5割超が「実装」
自治体によるドローン(小型無人機)の導入・実装が本格化している。人口減少・超高齢化が加速する中で、担い手不足、過疎化などの地域課題を解決するため、ドローンを「災害対応」「インフラ点検」「物流」など様々な分野で利活用し、それによって業務の省力化や安全性の向上を進めている。本誌調査でドローンを2023年9月末時点で「実装・実運用」していると回答した自治体は都道府県で9割を超え、市区でも5割を超えた。ただ、技術面や運用面、採算性などの課題は少なくなく、人材や住民の理解も不足。地域での定着や実用化にはなお時間がかかりそうだ。