昆虫界を震撼させた伝説の名著、復刊。
身近な自然を舞台に、奇怪な人間が奇怪な虫の謎を解く。
異常なまでに虫を愛する姿から「裏山の奇人」と綽名される著者。長野の裏山で13年間、誰も気に留めないような小虫を観察・研究し、数々の新発見を成し遂げた。アブラムシを刺した謎のハチの正体は? ツノトンボはなぜ突如上空に飛びあがる? アリの行列を押しのけてカイガラムシの甘露を盗む毛虫がいる!?
わからないことを、わかりたい――気鋭の昆虫学者が、幼少期から青年期までに出会ってきた国内外の奇怪な生き物の生態を綴る。昆虫界でカルト的人気を得た伝説的名著の復刊。