日本の古典文学のベストセラーが現代語訳と原文でよめる『日本の古典をよむ』シリーズ第6回配本。いよいよ日本文学の最高傑作との誉れ高い、世紀のベストセラー『源氏物語』の登場です。上・下の2分冊のうち、上巻には桐壺~藤裏葉まで―源氏の誕生から、さまざまな女性遍歴を重ねる青春時代、まさに人生の絶頂期に反対勢力の陰謀に陥り須磨退去、その後赦されて政界に復帰し、第2の栄華を極めるまでを収録します。2008年は『源氏物語』が文献に現れてからちょうど1000年。京都では「源氏千年紀」を祝うさまざまな行事が催されます。源氏ミレニアムに、本書をぜひお読みください。