• Author中央文化社

月刊 地方議会人 2024年12月号

特集:インバウンドとの新しい向き合いかた

近年、日本を訪れるインバウンド(外国人観光客)が増える一方、オーバーツーリズム(観光公害)の問題が浮上しています。バス停に長蛇の列ができ、地域住民から「バスに乗れない」などの苦情が出たり、違法駐車も見られたりします。そのほか放置ゴミや食べ歩き、落書きなどの迷惑行為やマナー違反などがオーバーツーリズムの例として挙げられます。地域再生の方法としてインバウンド観光は有効ですが、対応範囲を超える観光客の増加は地域にネガティブな影響を与えてしまうでしょう。観光地では今後、どのような対策を取るのが正解なのでしょうか。インバウンドにマナー啓発を呼び掛ける村、突然世界から注目された勢いをさらに盛り上げようとする市、来島者に行政経費の負担を求める新税の導入を決めた市議会、自然環境保全にかかる利用者負担を求める新税導入を検討中の町議会など、各地での現地報告をまじえて考察していきます。

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