「非常識メソッド」で市民ランナーの指導に革命を起こした異端の指導者は、なぜ、過酷な超ウルトラレースに挑むのか!? 世界最高気温を記録する地での世界一苛酷な217キロ耐久レースほかを数々完走するランナーが明かす、その魅力と攻略法、そして極限の挑戦のドラマ。そして、超ウルトラマラソンを走ることで「マラソンは変わるための手段。僕はあらゆることが変わった」と岩本さんは述べる。
「非常識メソッド」で市民ランナーの指導に革命を起こした異端の指導者は、なぜ、過酷な超ウルトラレースに挑むのか!?
ジョギング・ランニング人口はついに1100万人を突破。ランナーの関心が、トライアスロンやウルトラマラソンに向かっている。2013年、初めて東京で開催されたウルトラマラソンも、参加者募集があっという間でいっぱいになった。
著者の岩本能史さんは、世界一苛酷な217キロ耐久レース・バッドウォーター、250キロのスパルタスロンなどを何度も完走してきた。
たとえば、アメリカのデスバレーにあるバッドウォーターは、最高気温摂氏50度、路面の温度は90度超。さらに、3つの山脈を越える。
闘うのは環境とばかりではない。脳が命を守るために幻覚や原因不明の痛みなどを起こす。こうした過酷さを物語るエピソードには事欠かない。
果たして、ウルトラマラソンへの挑戦とは岩本さんにとってなんなのか。
「マラソンは変わるための手段。僕はあらゆることが変わった」岩本さんは述べる。その軌跡には、妻やサポーターたちとの悲喜こもごものドラマがあり、心を揺さぶる1冊となった。