ゆっくりと流れる刻、良い書物、適当なスポーツ-午後は、一人で楽しむという束の間の時間。風が吹いた、嵐の、天気の良い夏の軽井沢の、そして秋晴れの美しい昼下がりの記憶。小説を書きだしたのも、また劇的な昼下がりのことであった。身辺を綴ったエッセイに、音楽・ビデオ・読書の楽しみ、旅の魅力、お酒、ファッションについての最新エッセイを集めた、文庫オリジナル。