川上麻衣子訳スウェーデン流おくりびと絵本
スウェーデン流性教育絵本「愛のほん」に続き、スウェーデン生まれの川上麻衣子さんがスウェーデンのベストセラー絵本作家ペニラ・スタールフェルトさんの「死のほん」を翻訳しました。生きること=愛と性というテーマの対局として、死とは何かという根源的な問いをユニークな感性で絵解きしており、その内容の深さからドイツ児童文学賞のノンフィクション部門にノミネートされました。「死ぬことを理解するのは、むずかしいの・・・。それはあなたが小さいせいじゃなくて、大きくても同じ」と本文にあるように、子供のみならず大人にまず読んでいただきたい作品です。ペニラさんの作品は世界14カ国ですでに翻訳されており、川上さんが15カ国目の日本語に初挑戦しました。
【編集担当からのおすすめ情報】
普段にあまり意識することのない「死」という現実。そのことをどのように解釈し、受けとめ、また子供に伝えていくかという問題に、正面から向き合った作品です。北欧という国柄もあるのか、ある意味非常にドライかつシンプルに捉えており、宗教や民族を越えて描いています。「愛のほん」同様に、老若男女あらゆる方に読んで語っていただきたい1冊です。