死に至りかねない暴力、代々続いている性的虐待、長期間の育児の放棄…など、衝撃的な子ども虐待の実態を、医療や福祉の現場での取材をもとに生々しく描き、救いの道を探ったノンフィクション。虐待する親は、自分自身に深刻な問題を抱え、子ども時代に被虐待の悲しい過去を持つ事が多い。虐待の有無にかかわらず、全ての人の親子関係を問い直す力作。(ささやななえの漫画『凍りついた瞳』原作)