「生きた証プロジェクト」事業は、東日本大震災津波によって犠牲になられた人々の生前の歩みや、大切な人に寄せる思いを綴り、後世に語り継ぐため、平成26年に「生きた証プロジェクト実行委員会」を設立し、犠牲者全員の生きた証を残す取り組みとして開始しました。
このプロジェクトでは、犠牲になられた方のお人柄、経歴、震災時の行動等を聴き取り、記録に残すことで、町全体で「故人の歩みを忘れず」、「故人を供養し」、「災害記録として伝承する」ことを目的として、平成27年度までの2年間の事業として実施してまいりました。
そして、その事業終了後の平成28年9月に、思いを引き継ぎたいとする町民有志により、「生きた証プロジェクト推進協議会」が発足し、これに町も賛同する形で聴き取り活動を再開し、現在に至っております。
今回の回顧録は、「生きた証プロジェクト」事業として、平成26年度から平成27年度に聴き取りした犠牲者のうち、公表に同意をいただいた545名の方の記録を掲載しております。