イギリスはサフォーク州の由緒ある館の当主オリバー・カーファクスが、謎の死を遂げた。彼が遺した膨大な遺物の調査のために大英博物館から派遣された学芸員のアンジェラ・ルイスだったが、何者かが館に侵入した形跡を発見し、現役刑事である元夫のクリス・ブロンソンに夜間警備の応援を要請する。するとその夜、早速謎の侵入者が…。実はオリバー・カーファクスは生前、"世界の宝"と呼ばれる二千年前の神秘の存在を探し続け、その重大な手がかりがこの館に残されているのだという。彼の死もまた、同じく"世界の宝"を狙う別の誰かの仕業だったのだ。その大いなる歴史的真価を追究すべく、ブロンソンとアンジェラは"世界の宝"を探すことを決意するのだが、それは世界のすべてを覆す可能性を秘めた、世にも危険な旅の始まりだった-。