私たちが自分を変えようとするとき、必ず陥るいくつかの〈罠〉があり、それをはっきり自覚しないかぎり根源的な〈自己の変容〉はけっして起こらない、とクリシュナムルティは言う。では、その〈罠〉とはどのようなものなのか? そして自分を変えるために本当に必要なことは何なのか? 身近な生の問題をめぐる徹底的な対話を通して、それらがしだいに明らかにされていく。