小学生最後の夏休み、ぼくは浪速の商店街にいた――。読み終えたあと、きっと人にやさしくなれる。そんな物語。椋鳩十児童文学賞受賞作家、待望の第2作!ぼく、松本和樹は中学受験を控えた小学6年生。障害を抱える兄のトモをめぐって家で問題をおこし、“罰”として夏休みのあいだ祖父母の家に預けられることになった。関西弁とびかう浪速の商店街で、特別な夏がはじまる!