ロマネスク寺院に鳴り響く、厳粛で深い宗教感にみちた音楽-グレゴリオ聖歌は、「ただひたすらな祈り」とともに歌い継がれてきた。本書は、教皇グレゴリウス一世により六世紀に集大成されたこの音楽の、起源や伝播経路・読譜解釈法などをわかりやすく解説。この久遠の音楽の魅力を徹底的に解剖している。