江戸時代の終わり、祭りのしたくでにぎわう海辺の村に、地震がおこった。丘の上に立つ庄屋・五兵衛は、そのゆれかたに、津波がおしよせてくることを予感した。村があぶない!五兵衛は、人びとをすくおうと、稲むらに火を…。