【絶対王者・羽生結弦はいかにして作られたのか】
2014年ソチ冬季五輪で、日本の男子フィギュア史上初の金メダルに輝いた羽生結弦。
史上最年少の12歳で全日本ジュニアの表彰台に上がり、14歳で初出場した世界
ジュニア選手権では、すでに「僕が日本で2人目の金メダリストになる」と宣
言していた。
15歳で世界ジュニア優勝、17歳で世界選手権銅メダル、19歳で五輪と世界選手
権、GPファイナルの3冠達成。20歳で史上初の300点超えを果たした。
「悔しすぎて、嬉しくなってきました」「僕はレジェンドになりたい。羽生結
弦の名前を歴史に刻みたい」「これからは自分のなかで戦いを創り上げていか
ないといけない」「絶対王者になってやる」
その柔和で端正な容姿からは想像できない強い意志を持った「羽生脳」と、そこから導き出される「絶対王者のメソッド」が浮かび上がる。
プロローグ 世界王者への扉を拓いた"羽生メソッド"
Chapter 1 ジュニア時代 2008-2010 13歳→15歳
Chapter 2 シニアデビュー 2010-2011 15歳→16歳
Chapter 3 東日本大震災の日々のなかで 2011 16歳
Chapter 4 震災後の1年 2011-2012 16歳→17歳
Chapter 5 海を渡る 2012-2013 17歳→18歳
Chapter 6 ソチ五輪 2013-2014 18歳→19歳
Chapter 7 王者の証明 2014-2015 19歳→20歳
Chapter 8 絶対王者の冒険 2015-2016 20歳→21歳
文庫化にあたり、本文カラー写真(16頁×2)を再構成。また2016年以降、平昌五輪に向けて更なる進化を遂げていく過程を、「文庫版あとがき 王者のメソッド、最後は挑戦心に戻る」として追加。