弱冠19歳で日本代表に選ばれた不動の左サイドバック、都並敏史。小学生の頃から代表チームを追いかけ続ける、日本一のサポーターでもあった彼は、1993年、夢のW杯出場にあと一歩と迫った。だが最終予選直前、悪夢が襲った。左足首の疲労骨折-サッカーを愛しすぎたがゆえの代償は、日本サッカーにとっても致命傷となってしまった…。21世紀国際ノンフィクション大賞受賞の傑作ルポ。