「余は終始一異邦人であった」と嘆息した基督教徒も「宜しく米国に行け」と高らかに謳った社会主義者も「俺たちはやはり日本人」と涙ぐんだめりけん・じゃっぷもアメリカで見つけたのは、自分自身であり、日本であった。幕末・明治・大正期に太平洋を渡った11人の日本人。