ほぼ、書き下ろし!!
詩人・最果タヒが、「食べる」について綴った異色のエッセイ集登場!
食べ物へのあきらめ、偏愛、「好き」という感情について語りつくした自由度無限大の一冊。
「ぼくの理想はカレーかラーメン」「大人は温度を食べている」
「良いサンドウィッチはミステリー」「ジャジャーン!ポールエヴァン!」など25作品収録!!
味覚は、人間が外部を「感じとる」ための道具なわけだ。
だとしたら、その味覚は幸せを呼ぶためだけのものでも、飢餓状態を回復するためでもなくて、
世界を見るためのものかもしれない。(「担々麺経由世界行き」より抜粋)