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  • 著者佐々木義登
  • 出版社亜紀書房
  • ISBN9784750515403
  • 発行2018年3月

郷里

妻の墓参の帰り、娘の手を引きながら森の山道を歩いていると、 白装束の人影を見かける。 行き倒れかと案じてと近寄ると、娘の口から、 老婆の祈りのような言葉ならぬ言葉が語り出される……

個を超えてつながる命や情念の奔流を描いた最新作「鈴の音」をはじめ、 「桃」「ナイフ」「空に住む木馬」「王と詩」、 三田文学新人賞受賞作「青空クライシス」。

「郷里」をまっすぐ、時に影のように描いて忘れがたい余韻を残す全六篇

「魂を抉る言語以前の野生の叫びが、透徹した小説世界のど真ん中を貫いている。」 推薦 吉村萬壱氏

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