科学やテクノロジーは人間の身体、生命、そして精神のあり方にどのように関わり、その変容は人間の表現行為としての芸術にどう影響するのか。20世紀芸術の本質を未来派から神経美学にいたるまで、人間と機械との関わりあい方の変化として捉え、従来の絵画中心の美術史の組み替えをはかる。人間認識のあり方に根本から変革を迫る、ニューメディア時代の新しい哲学。