親鸞の思想が最後に到達した地点とは何か(吉本)、親鸞とドストエフスキイに通底する思想のありかたとは(桶谷)、煩悩を肯定的にとらえる水俣の言葉と宗教の奥底(石牟礼)、三様の視角から平易に語られる親鸞と仏教思想の核心。