既存の日本像に鋭く切り込む日本中世史家が、宮本常一の代表作『忘れられた日本人』を、用いられている民俗語彙に注目しながら読みぬき、日本論におけるその先駆性を明らかにする。歴史の中の老人・女性・子供・遍歴民の役割や東日本と西日本との間の大きな差異に早くから着目した点を浮き彫りにし、宮本民俗学の真髄に迫る。網野氏の生前最後の著書。
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