あみぐるみは同じ編み方をしても、編み手によってその表情が全く変わります。大きな手の人が編むとワイルドに、小さな手の人が編むと繊細になるでしょう。さらに、器用な人、不器用な人、そして元気だったり物思いにふけっていたりするとその感情までもが指先から伝わって、顔も姿もひとつとして同じ作品は生まれない、でも、それがいつ見ても飽きないずっと側に置いておきたい愛らしさにつながるんだと思います。あみぐるみは、糸とかぎ針さえあれば誰にでもできます。だから、もっと多くの人たちにその楽しみを広めたいんです。きっと作り手の数だけ愛らしい様々な表情が生まれることでしょう。