21世紀は「知の時代」と呼ばれている。それは、今まで以上に個人の「知」が試される時代であり、一方で、ほとんどのホワイトカラーが淘汰される実力主義の時代である。組織にとっては、今まで以上に「人材」が重要になり、個人にとっては、今まで以上に「能力」が重要になる。だから、組織にとっても個人にとっても、コンピテンシー(顕在化された能力)を高めることがキーになっている。本書では、コンピテンシーの基本理解を中心に、組織はもちろん個人にとってのコンピテンシーフレームを考えてもらいたい。