戦前の教育に対する反省から始まった戦後の教育は、世界情勢や国内の政治・経済の動きに左右され、五十年の紆余曲折を経てきた。本書では、戦後教育を制度や政策の面からふり返り、学校教育の内容、授業の変遷、子どもを取りまく環境の変化、教職員団体、親の意識、PTA活動などを取りあげながら、これからの日本の教育をどのように改めていくべきかを考える。