宇宙ははたして無限大か有限の大きさか。これは未解決である。しかし、宇宙がもし有限だとすると、光はぐるっと一周してまた元に戻る。すると、わたしたちは星の同じまたたきを何度もくり返し見ていることになる。実はそうかもしれないという観測が現れた。いったい宇宙のほんとうの姿・形はどんなものか。次々と発見される新事実を紹介しながら、数学的遊び心トポロジーを交えて、宇宙という曲がった空間の不思議を語る。