9/11事件、アフガニスタン戦争をへて、「イラク戦争」へ。混沌とする「イラク後」の世界をめぐって、中東世界の「イスラーム化」とアメリカの求める「民主化」のせめぎあい、力によるアメリカの世界支配が拡大させる国際社会との亀裂、朝鮮半島での米朝軍事衝突の可能性、戦争の本質を伝え、知るためのメディア・リテラシー。これらの複雑な問題への解答を求めて、内外40名の論者が、「イラク戦争」の全過程を検証し、「イラク後」の世界を展望する。