米国流のIT革命への過大な期待は、2001年になって、危惧していた通りバブルとなって早々にはじけた。その原因は、ドット・コム企業の破綻、通信業界の過剰設備投資、パソコン需要の減退などにある。米国に追従していた日本もIT不況に突入した。いまこそ日本は独自の情報戦略を持ち、別の道を探らねばならないことを提言する。