この辞典は、国語辞典であるとともに、学術専門語ならびに百科万般にわたる事項・用語を含む中辞典として編修したものである。ことばの定義を簡明に与えることを主眼としたが、語源・語誌の解説にも留意した。収載項目はすべて約二十二万である。国語項目は、現代語はもとより、古代・中世・近世にわたってわが国の古典にあらわれる古語を広く収集し、その重要なものを網羅した。漢語・外来語のほか、民俗語・方言・隠語・慣用句・俚諺の類についても、その採録に意を用いた。