1948年、教育勅語は公教育から排除された。それは教育勅語のうたう理念と、勅語がもたらした現実が、自由と民主を掲げる戦後社会に根本的に馴染まないからだ。道徳教育を荒廃・形骸化させ、「不敬」だらけの抑圧社会を生み、アジアに大きな歪みをもたらした教育勅語の歴史を描く、必携のハンドブック。