人間がいかに利己的であろうとも-著者はこう書きおこして、近代社会において、自由で平等な利己的個人の平和的共存が、権力の介入なしにどのように可能か、を追求する。一八世紀イギリスの経済学者アダム・スミスの、『国富論』と並ぶ代表的著作。