小説、詩歌とも違う演劇特有の言葉(台詞)とは何か、その可能性はどこにあるのか。この難問と闘ってきた劇作家達の苦闘を、明治初期の西洋演劇の受容期から、現代まで、実作者の立場から観た近代日本演劇史として語る。