目次 I 自然の形態 / p9 自然の風景 自然の始源的パターン 自然形態に見られる論理性(無生物) 自然形態に見られる論理性(生物) 自然形態の進化・個と全体 人間の創る形態と空間 II 石と人間の歴史 / p37 石の長い生涯--その不変性 石と人間の結びつき--その不変性の獲得 施工から構造の問題へ--その多様な形態 量塊的なもの--石の外面的存在の造形 ヴォールト的なもの--石の内面的存在の形象化 上貼り的形態--その没落の過程 III 土と農耕文明 / p70 土への親和感 土壤--有機的風景の誕生 土の様態--その可塑性と動的平衡 冲積土から生まれた文明 土の性質への抵抗 土の性質との同化 土の性質からの離反 IV 木の構造と形態 / p100 森の風景--その生態系のバランス 木の組成--生活機能の形象化 棍棒から木の架構まで 木造建築の北方型と南方型 石に移された木の形態 木の架構の典型的形態 V ガラスの技術と空間 / p134 ガラスの起源--自然材料の変性 ガラスの組成--固体化した液体 明るい光--ローマの空間 美しい影--中世の教会堂 明澄な生活と思想 VI 鉄の変性の歴史 / p164 ひとつの劇的な光景 石の純化と変性--金属の発見 青銅から鉄へ--その独自性 古代の鉄--鋭利な刃 中世の鉄--信頼できる囲い 鍛鉄から鋳鉄へ--溶けた鉄 現代と未来 VII 素材と機能と造形と / p195 素材と機能の相互現実化について 技術の連続性と様式の不連続について 現代の風景 ひとつの実例・超高層建築 人間の造形意図とは何であろうか あとがき