2018年1月17日、イギリス政府が「孤独担当相」を新たに任命するというニュースが世界を駆け巡った。
「孤独」は今、世界各国で、今世紀最大の「伝染病」として危惧されている。中でも、国を挙げて「孤独」への取り組みを進めているのがイギリスだ。
日本同様、少子高齢化が進むイギリスでは、特に高齢者を中心に孤独に苦しめられる人が激増している。
しかし、最も事態が深刻で、「世界一孤独な国民」、それは日本人だ。
「孤独」はもはや、「国民病」として、多くの人の心身を蝕んでいる。
人々や政府の関心が急速に高まり、対策が進められる海外に比べ、日本では、国も人々もメタボやがん対策などには力を入れても、
この「万病のもと」に関心を向けることはあまりない。
特にこの「孤独」の犠牲者になりやすいのが、中高年の男性だ。
その大きな原因は日本独特の社会環境やオジサンの「コミュ力の“貧困”」にあるーー。