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  • 著者篠原悠希
  • 出版社KADOKAWA
  • ISBN9784041051986
  • 発行2016年12月

後宮に星は宿る / 金椛国春秋

大陸の強国、金椛(ジンファ)帝国。名門・星家の御曹司、遊圭は、ひとり呆然と立ち尽くしていた。
皇帝崩御に伴い、叔母が皇后に選ばれ……。
「皇帝に外戚なし」の法のもとに、星家は一族すべて殉死を命じられたのだ。
一家の療母(薬師)、胡娘(コジョウ)の助けにより、一人逃げ延びた遊圭は、町娘の明々に出会う。
明々はかつて遊圭に救ってもらったことを恩に感じており、遊圭を匿ってくれた。
その矢先、明々の後宮への出仕が決まる。
再びの絶望的状況に、明々はからりと言う。
「あんたも、一緒に来るといいのよ」
――かくして、小柄で女子にも見える体躯を生かし、
少年・遊圭は女装して後宮へ出仕することに。
しかし美貌の宦官・玄月に正体を疑われ……。
つぎつぎと襲いかかる試練に、対抗できるのは己の知恵と仲間だけ。
理不尽すぎる世の中で、少年は生き抜くことができるのか。
傑作中華風ファンタジー!

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