• 著者大岡昇平
  • 出版社新潮社
  • LBRZ 0048526
  • 発行2014年7月

野火 改版 (2)

敗北が決定的となったフィリピン戦線で結核に冒され、わずか数本の芋を渡されて本隊を追放された田村一等兵。野火の燃えひろがる原野を彷徨う田村は、極度の飢えに襲われ、自分の血を吸った蛭まで食べたあげく、友軍の屍体に目を向ける…。平凡な一人の中年男の異常な戦争体験をもとにして、彼がなぜ人肉嗜食に踏み切れなかったかをたどる戦争文学の代表的作品である。

>> 続きを表示

この本を借りた人が、最近借りている本

  • あした死ぬかもよ? / 人生最後の日に笑って死ねる27の質問
  • ハヤブサ消防団
  • 成瀬は天下を取りにいく
  • 危機の時代 / 伝説の投資家が語る経済とマネーの未来
  • 純喫茶トルンカ 新装版
  • 大奥 第10巻
  • くもをさがす
  • 成瀬は信じた道をいく
  • 月と散文
  • 夜を乗り越える

この本を寄贈した人