新しい公的保険の創設で、老後の不安や介護の重圧はどこまで解消できるのか。福祉や医療はどう変わるのか。自治体行政やシルバー産業にどんな影響を及ぼすのか。先行するドイツ介護保険法を検証し、厚生省の狙いと構想を追跡しながら、この日本型介護の行方を描き、そのありかたを考える。